2009年10月9日金曜日

台風は去り

昨日の夕方から降り続いた雨も、さっきやっとあがりました。
未明に強風が通り過ぎてゆきました。

眠れなかったので、だまって窓の外を眺めたりしていましたが
実は風にごうごうと揺れる木々を眺めているのは好きです。
ちょっと怖くて、ちょっと沸き立つような不思議な感じがして。
そして決まって窓を開けたくなります。
音が聴きたくなるのですよね。
我ながら、変な趣味。

とりあえず、何事もなくて良かったです。

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さて、先日果物のことを書きましたが、とうとう柿が出回ってきました。
私はどうゆうわけか、柿が大好きです。
でも食べ過ぎると便秘になるのでほどほどに食べています。
放っておくと何個でも食べちゃうので。

この柿には、ちっちゃい思い出があります。
まだ高校生の頃に、それは本当に大昔のことですが、
その当時の彼氏がとっても手早くするすると皮をむいて食べさせてくれた思い出です。
たったそれだけのことだけど、余程嬉しかったんでしょうね。
その時、私は具合が悪かったのですが、美味しいというよりも
なぜか手が止まらずに、あり得ないほどたくさん食べてしまったのです。
すると熱が下がって頭もはっきりして魔法みたいでした。
あとで知ったのですが、柿には体温を下げる働きや抗菌作用もあったのですね。
このときは、たまたま季節柄、柿が有っただけですが
高校生の私は、本当に愛の力かと思ったものです。(可愛いですね!)

でもそれは、食べ物は身体の機能に大きな影響を及ぼす
大切なものだと自覚する良い機会でもあったと思います。

だから、子どもが熱を出したとき、もしそれが秋で、
柿が手に入る時には、薬よりもまず柿をむきましたよ。
民間療法とかいう大げさなものではなくて、ほんのちょっとの生活の知恵ですね。
昔はそんな知恵がたくさんあったのだろうと思います。
そういうものをもっと大事にしていたら、今の日本ももうちょっと「まし」だったのかも知れませんね。