2009年5月1日金曜日

札幌太鼓連合会

札幌太鼓連合会という組織が有るんですよね。
先日その総会が有りました。

豊太鼓はこの札幌太鼓連合会と、北海道太鼓連盟と、
日本太鼓連盟北海道道央支部、というのに入っているのですが
私はその札幌太鼓連合会の幹事長なんですよね。
まあ漢字帳っていつもふざけて言っているくらいな役職なんですが
今度これに加えて会計もすることになっちゃったんです。

今の会計さんが単会の都合で、任期途中で辞めることになってしまい
後任が決まらなかったのです。
それで、前の会計の私が残りの任期を務めることになりました。

こんなにたくさん太鼓の団体があり、たくさんの太鼓打ちが居ても
連盟の役職をお願いできる人材が実はとっても不足しているのです。

ひと昔前なら、あの人この人って頭に浮かんできたのに
最近は全然いません。

現在それぞれの連盟の幹部にいる、年配の大御所と言われる人たちの
次の世代が札幌あたりではまるっきり育ってきていません。
私くらいか、私より少し上の方の世代です。
かえって地方ではうまく世代交代が行われていて若い世代が精力的に動いています。
そもそも、昭和の先人たちは、皆がそれぞれ自分の単会の頂点ですから
ずっと君臨していなければならない訳です。
その体質がそのまま連盟などにも反映されているみたいです。

今回の総会で一番思ったのは、私たちも年老いてお役に立てなくなる前に
今のうちに、若手にもっと対外的なことを学ばせて、育てるということをしなくては、ということ。
あと10年も経ったときに、はたしてちゃんとこの組織が回っていくのかちょっと心配です。

今の若者は、できれば誰かの後ろについていきたいという考えの人が多いですよね。
かつて自分もそうだったように、太鼓を打つのは良いけど
太鼓業界のことはわからない、でも仕方ないんだ、俺には関係ないんだ、
太鼓打てればそれでいいんだなんて考えていたら、それこそ人材は育たないし
将来さみしいことになっちゃいます。

私がそうだったように、そして今の役員の方がそうだったように
太鼓の優先順位がいっちばん上で、いろんなものを犠牲にしても
太鼓のためにと、情熱を燃やして動くことができる人材が欲しいです。

なんだかんだ言っても、お金にはならなくても、
他の団体と接して、同じくらいの歳の人と友達になったり、
いろんな演奏を観て刺激を受けたりすることは本当に楽しくて有意義なことで
そういう場を作れるのは、やっぱり集合組織だと思います。

私は楽しいイベントが好きなので、参加して嫌な思いをしたり
あまりにもお金がかかったりする事業には参加しませんが、
基本的にはどんな連盟のどんな催しにも参加したいと思っています。
この先ずっと楽しいイベントが続いていくためにも、自分が作るんだ、という気持ちの
若者がどんどん育ってほしいものです。
私も頑張って育てる努力をしていきます。